2016 / 03 / 10

designing plus nineで秋合宿に行ってきました!

こんにちは。デザイナーの青木です。

10月26-27日にかけて私たちは北関東へ合宿に行ってきました。私にとってこの合宿は初めて参加した大きなイベントでした。旅のスケジュールは旅行担当のメンバーがしおりにまとめてくれました。

合宿のしおり(表) 合宿のしおり(裏)

 今回の合宿流れは、2年に一度開催される中之条ビエンナーレを見た後に草津で宿泊をし、帰りに小川町に立ち寄り紙漉き体験をして帰るというものでした。

中之条ビエンナーレ

 中之条ビエンナーレはアーティストを募ってアートを通じて地域活性化しようという2年に1度の美術展です。海外のアーティストも参加しており、中には中之条の自然の魅力に惹かれ、移住してしまう人もいるそうです。  私はまず見どころの1つ旧伊参小学校に行きました。メンバーと話し合いながら作品を見ていきました。

旧伊参小学校の写真

旧伊参小学校

タオルで作られた道案内の写真1 タオルで作られた道案内の写真2

タオルで作られた道案内

ピアノをひくメンバー

メンバーの意外な一面も見る事も

カリグラフィ体験

カリグラフィー体験をしました!

群馬、小川町での紙漉き体験

草津の名湯を堪能したあとは、駒場祭でdesigning plus nineが行う展示についてみんなで話し合いました。展示のテーマである「遊び」についてブレインストーミングした中から複数のアイデアを組み合わせて展示案を考えたり、展示の実現可能性を検討したりして約1ヶ月後に控えた大イベントへ向けてみんなで大きく盛り上がりました。

群馬を後にし2日目は埼玉県の小川町で紙漉き体験をしました。小川町は和紙の原料となる楮がとれたこと、江戸から比較的近く商いがしやすかったことから和紙の町となりました。和紙の製造方法は大まかに5段階に分かれています。まず、和紙の原料となるこうぞ又はみつまたを熱湯にかけ木の皮を剥がしやすくします。次に、全体が柔らかくなっているうちに皮を剥がし、皮の部分だけを乾燥させます。次に、大きな釜に乾燥した皮と灰を一緒に煮詰め、表面についている不用物を浮かして取り除きます。この過程によって真っ白な上質な和紙が出来上がります。その後、トロロアオイの木の根を入れて煮詰めていきます。このトロロアオイの根はすり潰すと粘着力をだし、楮やミ三椏の繊維と繊維をつなぎ合わせてくれる非常に重要な役割を担っています。また、トロロアオイが含まれている事により、簀から紙をはずし重ねていたとしても、一枚一枚薄く剥がす事が可能になります。木々の皮とトロロアオイとが混ざり合い、手ですくうと僅かに繊維が見える程になったら和紙のタネは完成です。

その後、ようやく紙漉きに入ります!紙ができるまでにとても手間がかかりますね。紙漉きのコツとしては、水をすくった瞬間に枠を上下に動かし一気に均等にさせる事だと思いました。

紙すき体験1 紙すき体験2

器用なDP9メンバーも多少なりと苦戦していました。(私も一回目はスピートが遅く均等にならなかったため、二回目はスピードを速め均等にさせるように心がけました。)私たちが体験した小川町和紙体験学習センターには、トロロアオイのお花や楮の木々が建物の間という間に顔を出していました。木々の名前を知り、花の根の特徴を聞くと、来た時何も感じなかった木々や草花も愛おしく感じてきました。特にトロロアオイはオクラの花に似ており、可愛らしかったです。

まとめ

私はこの合宿を通じてdesigning plus nineの合宿ではメンバーはみんなアートを見るとき、カリグラフィーをやったときなど、周囲を忘れてしまうくらいみんなが高い集中力を発揮していたのが非常に印象に残りました。